合鴨の読書日記

いらすとやは神

エンジニアはもう要らない!? 堀江貴文×落合陽一 『10年後の仕事図鑑』 レビュー

こんにちは、合鴨( @aigamoBook )です。

 

堀江貴文さん・落合陽一さんの

『10年後の仕事図鑑』を読了しました。

 

前回に引き続き、落合陽一さんの本です。

『超AI時代の生存戦略』と同様に、

『10年後の仕事図鑑』も

AIに仕事奪われるか心配…

という人に向けた本です。

 

前回は不安な人向けの本でしたが、

今回は

「シンギュラリティが来てもゆーてなんとかなるっしょ」

と楽観している人を殺しにかかる本です。

 

特に

「エンジニアなら食いっぱぐれないでしょw」

と楽観している人間に読んでほしい本です。

 

今からエンジニアになろうとしている人

もしくは

就職活動前で無難にエンジニアになろうとしてる人

少し思いとどまって、よく考えたほうがいいのかもしれません 。

 

 

 

エンジニアは安くなる!?

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エンジニアと言えば、

食いっぱぐれない仕事、というイメージが強いですよね。

どこの企業でもエンジニアが引っ張りだこで、

給料がつり上がっているという状況です。

 

また、パソコンとネット環境さえあれば仕事ができるので

海外ノマドなど、イケてる人が多いイメージもあります。

 

こうしたイメージのせいか、

文系からでもエンジニアで就職したいという人も増えてきています。

 

また、

ライターなどの職業についている人でさえも

独学でプログラミングを習い、エンジニアとして再就職する

という話も最近で珍しくなくなってきています。

 

しかし落合洋一さんによれば

「エンジニアバブル」とも言えるこの状況は

いつまでも長く続くものではないと述べられています。

 

以下にその理由を述べていきます。

詳しく見ていきましょう。

 

①今まで : エンジニアの需要>>供給 

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 エンジニアではすごく高い給料もらえるという仕事として有名ですよね。

というのもGoogleFacebookなどでは20代で年収が1000万を超える、なんて話は珍しくも無くなってきました。

 

どうしてエンジニアの給料がこんなにも高いのでしょうか。

その理由として、

需要のほうが供給を圧倒的に上回っているからだと考えられます。

 

最近は農業などにもITを使う風潮が高まってきており、

どんな産業にもエンジニアは必須の職業となってきています。

 

それにも関わらずエンジニアの絶対数が足りてていないため、

エンジニアの給料が高騰しているのです。

 

②これから : エンジニアの需要<<供給 

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しかし、こういったエンジニアバブルは長くは続かないのかもしれません。

それは多くのエンジニアがコモディティーと化してしまうからです。

 

エンジニアがコモディティーになってしまう理由は2つ挙げられます。

 

1つには需要の減少、すなわち

人間のエンジニアに頼むよりも

AIに任せてしまったほうが早いし安い

という状況になってしまうということが挙げられます。

 

2点目として供給の増加、すなわち

人間のエンジニアが大量に量産されていく

ということが挙げられます。

 

この原因として、

・プログラミングを安く学べるツール、スクールが広く普及し始めた。

・小学校の義務教育にもプログラミングが導入される

 👇

 プログラミングが得意な人間が増える

 👇

 エンジニアの数も増加していく

techacademy.jp

 

などの原因が考えられます。

 

【レビュー】 

例えばウェブデザイナーの仕事などは

以下のようなAIアプリケーションによって駆逐されてしまう未来が既に見え始めています。

もうhtml,cssを学ぶメリットは薄れていくかもしれません…

note.mu

 

エンジニアという職業の特性として、

既に設定されていてるゴールをミスなく達成すること

が求められている、という点が挙げられます。

 

これはまさしく

人間よりも機械が得意な領域であり、

AIに代替されやすい職業の一つといえるでしょう。 

 

これからの時代、

決められた仕様をただ構築していくような

ツールとしてのエンジニアは、

安く買い叩かれてしまうのかもしれません。

 

現在優雅にフリーランスエンジニアを謳歌している人も

一寸先は闇なのかもしれませんね。

 

 まとめ

与えられた案件をこなすツール

としてのエンジニアではなく

自分でビジネスを作り出すデベロッパーになれ。