生き残りたくば、トライリンガルになれ! 大前研一『2018年の世界』 レビュー
こんにちは、合鴨( @aigamoBook )です。
大前研一さんの
『2018年の世界』を読了しました。
「大前研一って誰?」
と思われる方もいるかもしれませんが、
一言で説明すると
マッキンゼー出身の頭イイおっさんです。w
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
さて、本書の内容ですが、
2018年の日本の
・政治
・経済
・教育
についてぶった切っていく本です。
全体的に辛口で、
安倍政権をディスりまくってて心地いいですw
今回は、
今後の日本の教育についての
大前研一氏の持論を一つピックアップしました。
生き残りたくば、トライリンガルになれ
さて、
「いきなりトライリンガルとか何言ってんだ」
というのが率直な感想だと思いますw
ただこの場合、
普通のトライリンガルとは訳が違います。
すなわち、
日本語・英語・プログラミングの
3言語の掛け算で、
価値を高めていきましょう
という話です。
それでは以下に
①プログラミングを学ぶメリット
②英語を学ぶメリット
を説明します。
①プログラミングを学ぶメリット
上の図の、
Huawei日本法人
と
日本企業大卒平均
を比べてみてください。
初任給に、
約2倍の差が開いています。
昨今のエンジニアバブルを
よく表している数値だと思います。
②英語を学ぶメリット
上の図の、
Huawei日本法人
と
Google 本社
を比較してみてください。
初任給に、
約4倍の差が開いています。
これはもちろん、
Google とファーウェイの技術力の差
というのもあると思いますがw
ちなみに条件を揃えてあげて比較してみますと、
Huawei日本法人
と
Huawei 本社(中国)
を比較してみますと、
初任給に2倍の差が開いています。
(以下リンク参照)
そのため、
日本国内の労働者は
非常に安く買い叩かれている
と言えるでしょう。
【レビュー】
以下の記事でも説明したように、
プログラミングを学ぶだけでは安泰ではありません。
なので、エンジニア万能説には注意しましょう。
また今回の記事では、
初任給だけで価値を比較していましたが、
実際にはその国の物価なども関係してきます。
例えばアメリカで年収1千万を稼いでも、
そこまで豊かな暮らしはできないという意見もあります。
シリコンバレーの生活費ハンパないな!
— ふぃりっぷ(Yamada Yuichiro) (@yuichiro826) August 12, 2018
給与の平均は軽く1000万円超える企業が多いとは言え、裕福な生活ができるわけではなさそう。
もちろん何ものにも変え難い経験があるんだろうけど。
リアリティがあってとても参考になる。
プラザ合意前の日本人が感じるアメリカの物価感覚に近付いてるのかな https://t.co/v9RWINNvb7
なので単純な年収だけでその人の暮らしの豊かさを測ることは、
若干危険と言えるでしょう。
まとめ
3言語の掛け算で、
価値を跳ね上げよ