AIと競争するのは時代遅れ!? 落合陽一 『超AI時代の生存戦略』 レビュー
こんにちは、合鴨( @aigamoBook )です。
前回に引き続き、落合陽一さんの本です。
『デジタルネイチャー』は
AIが導く次世代スゲエ…
って感じの本でしたが、
AIに仕事奪われるか心配…
という人に向けた本です。
そんな心配を抱えている方には、
本書は非常におすすめできます。
今回も面白そうなテーマを1つピックアップしてみました!
AIと競争するのは時代遅れ!
もう既に、
AIと仕事の奪い合いは起きています。
例えば
将棋や囲碁のプロは、着実にAIに追い越されつつあります。
そしてその潮流は
一般的なサラリーマンにも押し寄せてくるでしょう。
「じゃあこれからどうすれば良いんだ!」
というのが皆さんの本音だと思います。
この問いに対する落合陽一さんの答えはこうです。
「AIと競争せず、新たな職業を増やそう」
どうしてそれが答えとなるのか、
解説していきます。
①今まで : 限られた職業の奪い合い
昔は
限られた職業を人間同士で争っていました。
人気の大企業とか、国会議員とか、
ポストが限られてますよね。
誰にでもなれる職業ではないです。
そのため、
人は争い、より優秀な方がポジションを取る。
さらに
今は人間同士の争いにAIが介入していて、
もはや泥沼です。
しかも只の泥沼ではありません。
AIには
ルールの決まった競争にめっぽう強い
という特性があります。
つまりどういうことが起こるのか。
AIと「競争」をしている時点で、
人間の敗北が濃厚なのです。
このままでは
ほとんどの人間が職業に就けません。
大失業時代です。ヤバいです。
【個人の感想】
散々煽ってますが、
全ての職業がAIに置き換えられる訳ではありません。
例えば、
前田裕二さんが言及しているのは、
スナックのママ最強説。
👇これについては以下のリンクで述べられてます。
https://gorilla.clinic/cms/imaneta/170300_1711yuki/
また、
人間の職業が機械に奪われる、
というのは産業革命の頃から起き続けていることです。
既存の職業が奪われると同時に、
新たな職業も誕生してきました。
なので、
AIが就業者を脅かすといっても
そこまで心配しなくても良い、という意見もあります。
あまり悲観しすぎなくても良いかもしれません。
②これから : 新たな職業を増やす
そこで我々が取るべき手段は何か…
それが
「新たな職業を増やしてしまう」
という策です。
先ほど述べたとおり、
AIはルールの決まった勝負には強いです。
一方で、
ルールの決まっていない勝負には弱いです。
弱いというか、人間にはほぼ勝てません。
なぜなら、
AIの強みである、データの分析が行えないからです。
(素材となるデータそのものがないとAIはどうしようもない)
そのため、
今までにないようなオリジナルの職業を作ってしまえば良い、
ということです。
そして、
誰とも勝負しないような状況に持ち込めれば勝ちなのです。
【個人の感想】
口では簡単にいうけど、
新しい職業なんてどうやって作れば良いのか?
方法としては、
①自分の強みを伸ばす
👇
②ニッチな分野でトップオブトップになる
👇
③他分野との掛け合わせで、さらに希少性を高めていく
という流れが推奨されてます。
①
自分の強みってなんだよ…
という方は
「モチベーション革命」
とかが参考になるかもしれません。
後日まとめますので、乞うご期待。
②
ニッチな分野のプロフェッショナルになって、
周りの人から
「この仕事はあいつにしか任せられないな」
となれば勝ちです。
仕事が仕事を呼ぶループに入ります。
③
さらに、
その職業をこなしていくうちに、
裾野の分野も得意になっていきます。
すると、
得意分野の掛け合わせで
希少性が高まっていきます。
こういった価値向上については
「多動力」
とかが参考になるかもしれません。
後日、別の記事で紹介します。
まとめ
ルールの中で競争するのは時代遅れ。
新しいルールを作る側に回れ。